以前、日本人の分化が起きていると書いたが、日本人に何が起きているのだろうか?
真実が見える人と、見えない人。
何が違うのだろうか?
何を失ってしまったのだろう?
東京裁判史観?
それもあるだろう。
でも、もっと大切な物を失っている感じがする。
日本人は無宗教だと言う。
いやいや、仏教だ、いや神道だ。
もっともっと根底にあるもの。
おそらく縄文時代まで遡る。
お天道様、海や山。そして雨。魚や農作物、動物。
八百万の神々がいて、その恩恵で生かされている。
それが日本人の心の奥底にあったのではと思う。
「感謝」それが日本人にとっての宗教なのでは?
口に出して言う感謝ではない。
もっと深い、無言の意識。
恩とか恩義に近いものだろうか。
この気持ちを心に持つ者が、イザと言う時に無言のうちに、主義主張とは関係なく、家族や仲間を守るために団結する。
それが日本人なのではないか?
長く続いた国だけが持つ事ができる民族性だと隠居は思う。
アフリカを人類が飛び出し、いや追い出され、強い者がアフリカに残った。そして次に強い者がヨーロッパに住み着き、黄色を押し出した。
弱い者は東の果てまで追いやられ、そこで仲間と助け合って生き延びた。もっとも弱かったのは日本人だ。弱いからこそ団結が必要だったのでは?
今、日本人の心にある「感謝」の気持ちが確実に失われつつある。
どうすれば良いのだろうか?
まず日本人の心を持つ者が同志が団結する事だろう。