BRICSの中で特異な立ち位置で存在感を増すインド。
基本は中立だがロシア側に立ち、世界の中核に躍り出ようとしている。
こんなインドにも複雑な歴史がある。
インダス文明、ガンジス文明など、インドは古い歴史を持つ地域でした。
これがイギリスの植民地となり、人、物を搾取され続けていました。この頃、パキスタンもバングラデシュもインドだったのです。
イギリスの分断統治の結果 、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒は対立させられ、パキスタンが独立、パキスタンからバングラデシュが独立していきます。
さらに、中国と領土問題から対立する事となりました。
イギリスにより搾取、分断の辛い歴史を持つインドですが、日本との関りも忘れてはいけません。
例えば、東京裁判の時のパール判事は唯一全員無罪を主張しました。強者に対しても決しておもねらない。そんな気風が感じられます。
これからBRICS諸国が世界の中心となって行くと思われます。そして、その中心に来るのがインド。
隠居はそんな風に考えています。