この前、月1回の定期検診に行って思った。
少し前から胃が痛くなることがあり、医者に言おうかと思ったが薬代が高くなると困るので黙っていた。
急に胃が痛くなり、喉まで痛くなることがある。
いろいろとネットで調べてみたら、どうやら逆流性食道炎のようだ。
まあ、お年頃だからね。
で、医者には黙って診察を受けていたら、何度も胃のあたりを聴診器で。
まずい、バレたか?
そう思ったとたん。
「診察台に横になって」
そして、胃を上からグイグイ押して
「痛くないか?」
と聞くので「大丈夫です」と答えた。
本当に痛くなかった。どちらかと言えば気持ちよかった。
その後何もなかったのように検査が続いた。
感心したのは何も言わなくても胃の痛みが聴診器を当てただけで分かったと言う事だ。
今まで何度も聴診器で検査してきたが、あれは「ちゃんと診てますよ」と言うポーズだと思っていた。
モグラ叩きのようにほんの数秒当てただけで分かるはずがない。
にも拘わらず、今診てもらっている医者は隠居の胃の不具合を見つけ出したのだ。
やはり持つべき物は「ちゃんと診てくれる医者」だ。
検査データを見る医者ばかりで、本当に患者を診る医者はもしかしたら初めてかもしれない。血圧も水銀柱?と聴診器で診る。
家から遠い医者でちょっと面倒だが、この医者に診てもらって長く生きられるかもしれない、そう思った。
ちなみに逆流性食道炎は呼吸が浅くなる事が原因のようなので、痛くなったら腹式で深呼吸するようにしたら改善してきた。