以下は隠居の妄想です。
政府の成長戦略会議でアトキンが「中小企業は消えるしかない」と言っているらしい。
アトキンと言えば悪名高いゴールドマンサックス出身。バリバリのあちら系の人間だ。
それが中小企業は消えるしかない。
日本の経済にとって中小企業がどれだけ重要かが分かっていない!いや分かっているのだろう。
中小企業を合併させ大企業にする。こぼれた中小企業は消えろ。と言っている訳だ。
これは企業を一括で把握するためだろう。つまり奴隷としてコントロールしやすくなると言う事だ。社長さえ絡めとれば簡単に思う方向へ動かせる。中小企業がいっぱいあり、癖の強い社長がわんさかいると反発する者も出てくる。これを回避するためだろう。
さて、喉元にナイフを突きつけられた中小企業はどうすれば良いのだろう?
簡単である。儲ければ良い。
隠居は製造業の作業改善を長くやってきたので、製造業について考えてみたい。
省力化や合理化などと言うと自動ラインやロボットをイメージすると思うがこれがうまく行かないのである。投資を回収する事が出来ず設備の硬直化を招く。
では何をするか?
基本は楽する事を考える。もちろん社長の話ではない。作業者、従業員が楽になるように考える。それでだいぶ変わってくる。
例えば照明を明るくしたり、照らす方向を変えて見たり。目が疲れると体全体が疲れる。窓から差し込む光を遮るのも良い。
荷物を運ぶ台車の車輪の回転はスムーズか?通路に段差はないか?
事務椅子や作業用の椅子も同じく車輪を見てみよう。
また、組立作業などで部品補充を減らすためにやたら大きな箱を使っていないか?
手の曲げ伸ばし角度が小さくなると疲れが減る。
まあ、業務によって様々だと思うが、とにかく楽になる方法を考える。楽になると自然にスピードがあがる。
まずそこから始めれば次に何をすれば良いかのアイデアが浮かんでくるはず。
ちょっとやって見てダメならすぐに元に戻す。これをやっていれば作業者から声が上がってくるだろう。
昨日より今日。ちょっとだけ楽になるように改善してみよう。
その積み重ねである。