食糧危機があちこちで話題になっています。
肥料の高騰から、エネルギー不安などなど。
そして、日本に限れば農業従事者の高齢化も大きな問題です。
では、食糧危機は本当に起きるのでしょうか?
隠居は起きると思っています。
それはなぜか?
それは今回の食糧危機が人為的に起こされているからです。
アメリカでは100か所以上の食料工場で火事が発生しているとか。
肥料を積んだ列車の脱線など食料に絡む事故が続いているらしい。
すでに農業は肥料や生産材の高騰で、経営的に成り立たない状況だとか。
自然農法への変更すれば良いと言う人も居ますが、現在の農法から自然農法へ切り替えたとしても農機具などの対応が難しいでしょう。
肥料が入らなくなったのは、かなり前からだと言う話もあります。
作為的な臭いがします。
そう言えば、ちょっと前にあった種苗法の改正。
登録品種の自家採種が禁止されました。
プロ農家だけですけどね。
家庭菜園は採種可能です。でも、無料有料にかかわらず他人への譲渡は禁止です。
種苗法が改正された事によって、プロ農家の登録品種の自家採種が禁止され、毎回購入する必要が生じます。つまりこれは自身で種を持たないと言う事です。
在来品種なら良いのですが、高い値で売れません。そして、急に種を求めても大量に使用するプロ農家の需要を満たせないでしょう。
在来品種の種を作るにも時間が掛かりますし、そもそも種苗メーカーが肥料を手に入れる事ができるかどうか。
種は長期の保存が難しいです。
温度、湿度を管理する必要があります。
しっかりとした冷蔵設備が必要です。
でも、電気が無くなったらアウトです。
やはり家庭菜園で野菜を育て、自家採種する必要があります。
その為には安定した作物を得るために固定種を使うのが良いでしょう。
ただ、米だけは家庭菜園では無理です。
隠居もちょっとだけ作りましたが、水が大量に必要です。
さらに現在米の消費量は50kg/人ぐらいらしいですが、麺やパンが無くなれば当然米の消費が増えてきます。
昭和の頃で100kg/人ぐらいだったそうなので、例えば4人家族で400kg。
その米を作るには約220坪の土地が必要になります。
もちろん、水も必要です。
もし自力で生産するなら陸稲や雑穀を検討した方が良いですね。
種もみや肥料、農薬なども考えるとハードルが高くなります。
で、家庭菜園が出来ない人がほとんどだと思うので、やはり国の配給などを受ける事になって行くでしょう。
しかも、配給を受けるのにワクチンやチップの埋め込みが必要になるかも知れません。
ニホン国民はボーッとしているうちにどんどんと罠に嵌められていくでしょう。
我々は今のうちに対策を考えておく必要があります。
食糧危機はかなり長期に及ぶと思われるので、備蓄はあまり有効ではありませんが、無いよりマシ。
少しずつ備蓄して行きましょう。
もちろん、こっそりと。
「食糧危機なんて起きるはずが無い!」なんて言う人に知られないように。
まさにアリとキリギリスの世界になるかも知れません。
我々はひたすらアリを貫きましょう。
そして、家庭菜園が出来る環境がある方は、知識と経験を積みましょう。
おすすめはもちろん「じゃがいも」です。
栄養的もありますし、育てるのも簡単です。
単位面積当たりのカロリーでもかなり上位だそうです。
そして、年に2度作る事が出来ます。
まあ、連作障害など、いろいろな問題もありますが、ぜひ作ってもらいたい野菜です。
米よりジャガイモが簡単です。
ドイツはじゃがいもが主食ですから。
そうそう、食糧危機を乗り越えるのに一番重要な事は打たない事。
家庭菜園と言えども肉体労働ですから。
健康な体が一番重要です。