家庭菜園はどの程度の広さがあれば良いか?
これからの時代、食糧を自分で確保する必要が出て来るかも知れない。
では、どれくらいの広さがあれば良いのだろう?
自宅で家庭菜園をするなら、すでに広さは決まっている。
でも、これから移住を考えている場合や、耕作放棄地を借りる場合は検討する価値はあると思う。
ちなみに今年の4/1に農地法が改正され、下限面積の要件と言うのが削除され、一般人にも農地が持てる可能性が出てきた。
これは個人に農地を利用させる為ではなく、外資でも簡単に農地が取得できるようにしたものだと思われる。
でも、そんな事は法律には書いてないので、我々はそれを上手く利用すべきだ。
隠居の菜園は15坪ほど。
しかも家の北側で陽が当たるのは5月から10月まで。
そんな家庭菜園でも夏から秋は食べきれないほどの野菜が出来る。
もし、日当たりの良い菜園ならもっと長い期間の生産が可能だろう。
さて、本題の広さだが、野菜だけを考えれば15坪でもなんとかなるが、倍の30坪あればかなり楽しめると思う。
かぼちゃやサツマイモを植えるならもう少し広い方が良いかも。
ただ、これでは自給自足とはいかない。
主食まで作る場合はどれだけの広さが必要なのだろうか?
1年間に消費する米の量は50kgほどだそうだ。
ただ、これはパンや麺もあっての事だと思うので、米しかなくなった場合は100kg以上になるのではなかろうか。
ここで4人家族で1年間で400kgが必要。
この量を生産するには?
プロ農家の生産量は1反で500kgほどらしいので1反近く必要になる。
ここで問題となるのは素人には水稲はハードルが高すぎる。
と言うより素人には無理。
野菜を出来るだけ自作して米は購入すると言う形をとる以外に方法は無いかも。
米の購入量を減らすために小麦やソバを作ると言う方法もある。
ただ、小麦やソバなどはそのままでは食べられないので、製粉などが必要になり、これもハードルが高い。
やはり、ジャガイモやサツマイモを主体にして、トウモロコシなどを加えるのが良いかも。
なので移住先を考える場合、選択基準に土地の広さを考慮してもらいたい。
販売されている家屋に表示されていなくても農地を持っている場合もあるので聞いてみる価値はある。
相続で家を引き継いだ人は農地を持て余している人も多いと聞く。
そうなったらねらい目だ。w
自分の家族、そして将来、子や孫の家族も一緒に住む事を想定して家庭菜園の広さを考えてもらいたい。
それだけで結構面白いと思うよ。
ちなみに隠居家が買った通称:海の家は土地が400坪強。
各自治体が空き家バンクを掲載しているので縁がある土地の空き家バンクを見てみるのも面白い。
とにかく、自分で動かなければ何も進まない。
自治体へ問い合わせてみる事から。
そうそう、耕作放棄地を探すなら農地ナビを使うのも手。
ただ情報が古い場合もあるようなので、地域の農業委員会に相談してみるのが良い。
農地法で所有権移転や耕作者変更の許可を出すのが農業委員会なので。
行動へ移しましょう。