「日本が中国に侵略される」と言う人が居る。
では、日本にはそれだけの価値があるのだろうか?
昔は他国を侵略し、奴隷としたり兵士としたりと様々なメリットがあった。
耕作地が増える事も大きかった。
もちろん、これは侵略国の人口が減る事によりメリットとなる物である。
では、日本を侵略するメリットは何だろう?
日本人は高齢化でジジババばかり。
奴隷にもならず、兵士にもならない。農地は多少あるが、広大な土地を持つ国にとって欲しい物ではないだろう。
日本周辺にレアアースやエネルギー資源があると言うが、採掘に費用が掛かり奪う価値は無い。
しかも、現在のBRICS効果で中東の紛争が減少すれば産油量は確保できる。
そして、世界最大の石油埋蔵量を誇るベネズエラがBRICS側に傾倒し、サウジが投資する事により眠っていた石油が採掘される可能性が出てきた。
この時点で、あるかないか分からない日本の資源などに魅力は無い。
水資源はどうだ?
確かに日本はきれいな水資源に恵まれている。
だが、その量は中国の需要を満たす量ではなく、また運搬にも金がかかる。
またキルギスが中国に氷河の水を売るセールスをしているそうなので、無理に侵略戦争を起こす必要は無い。
漁業資源はどうか?
すでに日本近海の魚は周辺国に侵略されている。
さらに侵略され、自由に捕れるようになると一気に資源が枯渇するだろう。
企業はどうだろう?
大企業は株を取得する事により簡単に支配可能である。
結局のところ、現在の日本には侵略する価値は無い。
ただ、米軍基地がある事による不安を取り除くために攻撃する事は考えられる。
日本には価値が無い。
そう言いたい所だが、本当の日本の価値は日本人そのものである。
日本人のモノづくり能力が世界全体の生活水準を向上させたと言っても過言ではない。
しかし、大企業の株主が外資に侵略され、研究開発より目先の配当重視に変わった事により日本企業の開発は停滞してしまいました。
これが失われた30年と言う物です。
日本の経済が停滞しただけではなく、新しい技術が開発されなかった事は世界全体の損失でした。
話が逸れてしまいました。
残念ながら、今の日本人には新しい物へ挑戦する気概がありません。
ただ金儲けだけを考え、暮らしを良くする事に喜びを覚える経験をしていないからです。
我々は、本来、日本人が持つモノづくりへの情熱を再び燃やす事が必要なのです。
この火が燃えている限り、他国は日本を侵略する事が出来なくなります。
それは侵略により情熱を無くせば、侵略の価値が無くなってしまうからです。
日本を温存する事が、日本から恩恵を受け続けられるからです。
つまり、日本の防衛は日本人が「モノづくり」の情熱を燃やし続ける事なのです。