隠居の雄叫び 【じゃがいも亭国】

ライフハックを仲間で共有し、乱世を笑って生きて行く

【隠居の未来予想図 6/13】

隠居が元気だった頃、製造業向け自動機の設計会社を経営していた頃、周囲には工場が沢山あり、仕事を受けるより断る方が多かった頃もありました。
今は周囲に工場はほとんどありません。
すべて海外へ出てしまいました。残った会社は大手ばかりで小さな会社とは取引してくれません。それでタイまで進出して仕事を探していましたが、ライバルが中国で太刀打ちできませんでした。

で、何が言いたいかと言うと、今の日本は売る製品がほとんどありません。一部の高機能製品や部品のみ。
円が安くなっても売る物の量が無いのです。

さらに円が安くなる事/土地が外資に安く買い占められます。そして、上場企業の株式も円安によって安く買われる。

日本は製品を売るのではなく、自分の身を切り売りする状態になっているのです。それも今始まったばかりではなく、かなり前から。

もう会社のみならず、日本の仕組みも外資によって変えられてしまうのです。メガソーラーをはじめとする電力、公共水道も。

日本円のみが下がる事で日本は大安売り状態になっています。

そして国民は輸入品の値上がりで生活苦。

年金引き下げ、電力賦課金、物価上昇による相対的消費税の増加、自賠責保険の値上げなどなど

円安とは直接関係ありませんが、これらが我々の負担となって襲って来ます。
そして、参院選後には消費税の増加もあると予想されています。値上げの本番がやってきます。

このままでは、日本は人間(労働力)を売るしか無くなってしまいます。
外国で稼ぎ、日本へ仕送り、その仕送りで輸入品を買って家族が生活する。
ちょっと前のアジアの貧国の状況です。

そうならないうちに方向転換が必要です。

と隠居は考えています。